年齢別絵本の選び方【5さい】

長い物語・童話

5歳、6歳児は4歳児の延長として、物語絵本のもっとも必要とされる年齢です。

読み手には大変でも、繰り返し読んであげてください。

時に、絵本の文章をすっかり覚えてしまう子どももいますが、その子の言葉の体験と発達にとって、それは最高のものになります。

夢中になれる絵本を発見できたことは、幼児期に人生の宝物を見つけたようなものです。

 

トーハン『ミリオンブック』より)

 

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年齢別絵本の選び方【4さい】

『物語絵本』が主役

子どもの好みもはっきりしてきて、絵本の選びが少し難しくなるころです。

また、この時期の子どもたち向けには知育・早期教育を含め、数多くの絵本が出版されていて「どの絵本を選んだらいいかわからない」という声が多く聞かれる年齢でもあります。

 

基本は【2-3さい】と同様に「物語絵本」を中心に、お子さんと楽しむことがおすすめです。

 

トーハン『ミリオンブック』より)

 

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年齢別絵本の選び方【2-3さい】

子どもの日常生活に添った絵本、昔話の絵本

2歳児、3歳児になりますと、日常の生活体験が少しずつ積み重なっていきます。

言葉も次々と自分のものになり、自分から表現することに興味を覚えだします。

簡単な筋を追って物語を理解することができ、その力は大人の働きかけしだいで、目覚ましく育っていきます。

 

物語の絵本を選ぶなら、まず古典的な昔話絵本をお薦めします。

昔話は、「繰り返し」の手法をとても上手く使って、初めての物語を読んでもらう子どもたちをお話に導き入れてくれます。

一見退屈でわずらわしく思われる繰り返しですが、この年齢の子どもにはたいへん魅力的です。

そして同じ絵本を、繰り返し読んであげることは、絵本の与え方として最良の方法です。

 

トーハン『ミリオンブック』より)

 

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年齢別絵本の選び方【0-1さい】

ものの絵本、遊び・音の響きを楽しむ絵本

赤ちゃんは生後10ヶ月を過ぎるようになると、お母さんやお父さんの言葉を聴きながら絵本の世界に入っていけるようになります。

子どもたちの心を豊かに育てるためには、肌の触れ合いと同じように、お母さん、お父さんの心のこもった語りかけが欠かせません。

 

子どもたちの言葉の世界を広げるという意味でも、絵本の役割は大きくなってきます。

子どもたちは絵本の楽しさを、大切なお母さんやお父さんを通してたっぷり味わうことで言葉を聞く喜びを知っていきます。

 

トーハン『ミリオンブック』より)

 

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